なぜ「粗食」が体にいいのか

粗食や少食に興味があってこの本を購入しました。
ダイエットや少食によって体をスリムにすることで健康やスタイル(体形)を改善させるのは確かにいいことだと思いますが、しかし一般的にはそれらの行為「そのもの」が間違っていたり、実行にあたっての弊害・実行環境による困難さの存在があるという著者の主張が見えてきました(あくまで個人的な意見です)。
多く出回っている(信じられている)間違った食事法を否定する内容などは、本書では随所に見られるのですが、一方で玄米食を家庭で行う場合家族全員が玄米を受け入れられるわけではないという現実をクリアするために、白米と玄米を5分5分で炊いてみるというアイディアを紹介したり、重病で気力がほとんどない人にあえて病院食ではなく本人の好きなものを食べさせてみるという手法なんかは、一般人にはなかなか出てこないアイディアであり、健康マニュアルやそういった書籍・web情報などにのみ頼りを寄せるという発想に一石を投じるものであると思えます。
こういった発想の転換は大変すばらしいと感じましたが、著者も本書内で認めているように、実行する本人の好き嫌いがあったり、また一般の病院では採用されていない方法だったりもするので、あまり多く実行することができないという弱点もあります。
しかし、目的はあくまでも健康を保つ・病気にならない体作りですので、現実に即した発想豊かな姿勢が功を奏する可能性が高いというのは全く同意できるものです。