空色勾玉

私は、家の本だなにたまたまあった「空色勾玉」という本を読みました。それが本当に面白くてびっくりしました。あまりに面白かったので、その後この作者の荻原規子さんの作品は全て読みました。そしてさらにびっくりすることに、そのすべての本が面白かったのです。普段読書なんてしない私なのに。

「空色勾玉」の舞台もそうですが、彼女が書く舞台は昔の日本であることが多いです。その描写がすごくて、自然が好きな私としては都会色がなく、緑豊かで自然の厳しさが息づく人々の生活が垣間見られてワクワクしました。

また、意外とないのですが、昔に生きた少女が主人公の小説って探してもなかなか見つからないのです。私は少女が主人公なら感情移入できるので、このような小説を読みたいと思っていても巡り会えません。女子高生という今時の物語ならあるのですが。

私がハマった昔の日本の風景、そして少女が抱くリアルな感情に寄り添える小説を書くのが荻原規子さん。「空色勾玉」はそんな彼女の処女作なのですが、個人的にはかなり好きな物語でした。一度読むと内容を覚えてしまうのが二回以上読めないじれったさです。

この本と直接話が繋がっているわけではありませんが、一応のシリーズとして他に2冊あるのでそれも読むとまた少し面白味が出てくるかなと思います。どれも分厚く読み応えがあり、引き込まれる書き方になっています。私の祖母もハマり、幅広い年齢に好まれるのだなと思いました。