氷点

私は三浦綾子さんの本が大好きで、色んな小説を読みましたが、その中でも一番好きなのは「氷点」です。
この小説の中には「原罪」というものがテーマになっていて、小説の中に出てくる人たちのそれぞれの心の中にある罪(悪い思い)が描かれています。
そしてその心の中にある悪い思いが、様々な事件を引き起こしたり、周りの人を不幸にしていきます。
人の心の中は見えないものですから、自分の心の中だけに閉まっていれば良いと思っていても、それが何かの際に行動に現れたり、それが周りの人を不幸にする原因になっていく様がこの小説には詳細に描かれています。
この小説を読んでいると、自分の心の中にある悪い思いについて深く考えさせられます。
例えその思いは誰にも分からなかったとしても、その悪い思いによって自分自身にも悪いことが起きる原因になってしまうかもしれないと怖くなります。
今まで気づかなった自分の心の中にある思いを深く考えさせられる小説です。
こんなに深く考えさせられる小説はあまりありません。ですから私はこの小説(氷点)が好きです。
とても重いテーマが書かれていますし、暗いストーリーの小説ですが、何度も読み返したくなるとても良い小説だと思います。
実際、私は何度も読みました。