今だからこそ「動物農場」を読んでほしい

1945年に刊行されたジョージ・オーウェルによる「動物農場」を読みました。

人に薦められて読んでみたのですが、これはいろんな人に呼んでもらいたい作品だと感じました。

古い作品って、妙に敷居が高いようにも感じます。

難しい内容なのでは?と身構えてしまうのですが、この作品はそんなに難しい内容ではありませんし、分厚くもないので、すぐ読めてしまいます。

もともとは人間が管理していた農場を、動物たちが乗っ取ってしまうお話です。

追いやられた人間ははじめは動物たちとも格闘するのですが、敢え無く失敗に終わります。

動物たちの中でも、読み書きができるようになったのはブタです。

だから、なぜかブタがいろいろと取り仕切るようになるんですよね。

最初はみんなで人間のいない生活をしたことに喜びを持っていたのに、いつの間にかそこから歯車が狂って行きます。

短い物語なので、たった2ページくらい読み進めると、それまでの生活とガラッと駆らってしまっているので、だんだんと怖くなってきます。

また読み書きができない一部の動物たちは、ブタが言うことは正しいと思う節があるので、何か大きく変わっても気づかないんです。

そうやって、少しずつ、でも大きく生活が変化していき、最終的にブタが以前の人間と同じように生活をしだすのです。

人間が管理していた時よりも酷です。

読み終わって、自分に置き換えてみると本当に怖くなりました。

変化していても気づかない。

すでに自分もそういう生活をしているのかもしれない、そんなふうに考えると周りを疑ってしまいたくなります。

考えさせられる部分が大きいので、いろんな人にこの本を今こそ読んでいただきたいです。